デザインや効果的な写真の使い方を通じて、熱い想いやコンセプトを届けたい方へ

本質を伝えるセールスデザイナー 森 友亜(もりともえ)のブログ

写真

伝わる写真とは。テーマを深掘りして想いに触れよう

投稿日:2018-03-01 更新日:

「良い写真を撮りたいんです」と言われると、必ず聞くようにしていることがあります。それは「逆に、悪い写真ってどんな写真ですか?」ということ。質問に質問で返されると思ってなかったのか、ぎょっとされることが多いですが(笑)。

 

ちなみに、答えを頂く中で多いのは、

ピントが合ってない
ぶれている
構図がなってない

という感じでしょうか。あとなんか響いてこない!とか、のべーっとした写真だとか、なんだかよくわからないけどプロっぽくないとかそういうことも多いかな。

 

ピントがあってるとか、ぶれてるとかって、もちろん意図せずそうなっちゃった!という場合が多いから、だめな場合が多いですが、あえて狙ってる場合だってある。だから絶対定義というわけじゃないですよね。

 

パキっとはっきりしてて良いとか背景をぼかして…とかも、結局好みだったりするので、良いか悪いかで見るのは難しかったりします。構図もセオリーと違うからダメかと言われたら、そうとは限らないことがある。

 

何度か書いてますが、万人にとっての正解という意味での、良い・悪いはないと私は思っています。でも、フォトコンテストとかって、そういう観点で見てるんじゃないの〜??と言われるかも知れません。うん、確かに、選びますからね。選ぶってことは基準があるわけですし。

 

では、その基準ってなんなのか、審査員の方は何を持って選んでいらっしゃるのか。もちろん人それぞれだと思うし、人ですから好みだってある。ただ、あえて書くなら、私は伝わるかどうかという観点を大切にされてる方が多いように思います。

 

撮影者の想いが伝わる…そんな写真。

 

原点にもどろう。そもそもどうしてその写真を撮るのか。

写真を撮るってね、「撮りたい」と思わせる、何かが心に沸くからじゃないかと思うんです。言い換えれば、残したいことや伝えたいことがあるから撮る。

 

そう、伝えたいことがあり、この「伝えたいこと」が、見る人にきちんと「伝わる」かどうか。伝わってくるものがあるかどうか。

 

撮影者の思いがぐんぐん伝わる写真ってとてもおもしろくて、何かいつまでも見て味わっていたい気持ちになったりします。想いをきちんと明確に写し出している。逆に、想いを越えて、過度の演出と感じたら、わざとらしいとか、あざといなってことになるんじゃないかと思います。

 

伝わるために必要なことは

では、「伝わる」ために一番大切なのはなんでしょうね。

 

私は「伝える」ことだと思っています。当たり前と思われるかもしれません。また、伝える気持ちを込めたら、伝わるんじゃないの?と思われるかもしれません。でもきちんと伝えようとしなければ伝わらないと思います。まずここからかな。

 

伝えてないという状態も2つに分けることができます。

1. そもそも伝えたいコトが明確じゃない
2. 伝えようとしてるけれども伝わってない

 

1.そもそも伝えたいコトが明確じゃない

あなたは何に気づき、何を伝えたり残そうと思っているのか。
何を伝えたいのかを明確にするというのは、テーマをはっきりさせるということでもあります。例をあげるならば「この花が綺麗だから伝えたい」「夕方の海が綺麗なことを伝えたい」とか。何を自分が感じたのか気づくところから始まるんだと思います。

 

ここがはっきりしていないと、そもそももやーん、ぼやーんとした写真になるのは仕方ないことです。伝える以前に自分の伝えたいことをしっかり感じてみましょう。

 

会話で言えば、「花〜」「海〜」「子ども〜」「電車〜」とだけ言ったことに対して「うん、で?」「うん、そうだね。」で終わってしまうのと同じなんじゃないかな。

 

2.伝えようとしてるけれども伝わってない

これはコミュニケーションとなぞらえるとわかりやすいかも知れません。例えば、解って欲しいことがあって、一生懸命状況をあーだこーだ説明をしたとしても「で、結局何がいいたいの?どうしたいの?!」となれば、「伝えた」にもかかわらず、「全く伝わってない」のと同じことですよね。

 

この段階で初めて、テクニックやノウハウが生きてくるんだと思います。会話でいえば、整理して話すとか、結論から話すとか、そういうスキルもそうですよね。

 

自分が感じたことを伝えるためにでは、どういうテクニックを使うとより伝わりやすいかってこと。つまりは撮りたいもの、伝えたいものありきでテクニックが生きてくるのだと思います。

 

もちろん、テクニックを先に知って置くことは、そのタイミングに即座に使えると言う部分はありますが、テクニックだけで伝わる写真になるわけではないってこと。あくまでも、伝えたいコト=テーマを伝える実現のための手段と思っておくことが大切だと思います。

 

「綺麗だから伝えたい」の段階は、実はまだ伝わるには不十分

先ほど書いた

「この花が綺麗だからそれを伝えたい」
「夕方の海が綺麗なことを伝えたい」

という気づきと想い。

 

実はこの段階だと、まだ伝わるには不十分だったりします。人によって感じ方っていろいろあるように、綺麗はまだ広い意味合いを持っている状態だから。

 

何を綺麗に思うかを具体的に伝えることなく、その部分を相手に任せてしまうなら、上手く伝わらなくても仕方ないのです。これこそ人それぞれに感性が違うからこそ。

 

本当に伝えたいことが伝わるためには、まださらにこれを深めることが大切。つまりテーマを深掘りすると、きちんと伝わりやすくなるわけです。あなたはさらにその先の自分の想いに触れていますか?

 

例えば…

「この花が綺麗だからそれを伝えたい」

と感じたのだとします。この気づきが第一弾ですね。

↓↓↓

ここからさらに、あなたは何を綺麗だと思ったのか?まで明確にしていきます。いわゆるテーマの深掘りです。これで、より想いがぐんと伝わりやすくなりますよ。

「色のグラデーションが綺麗」
「花びらのラインが美しい」
「光に透ける花びらが綺麗」
「花びらの質感がつるつるで綺麗」
「花の置かれ方、咲き方に美しさを感じた」
「複数のお花がリズミカルに咲いてて綺麗」

など。ざっと書いてもこんなに。実際、花を綺麗だと思うポイントは実にいろいろありますね。

↓↓↓

ここでテクニックです。どうやったら「その想い」が伝わるようになるのか、工夫したりテクニックを使ったりする。

 

だから、「花が綺麗」にしても、それぞれ撮り方も変わってくるんじゃないかな。自分がフォーカスしていることを明確にすると、必要となるスキルも明確になりますし、本当の意味での助けになりますね。あくまでもこの段階でテクニックですよ^^。

 

ぜひ、「綺麗だから」からもう一歩掘り下げて、自分のさらなる想いに触れてみてはいかがでしょうか。気づく→深掘りする→テクニックを使う。この流れで、素敵な作品作りを♬

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とも

森 友亜(もり・ともえ)
WEBディレクター・セールスデザイナー

広島出身、広島在住。
東京外国語大学卒(ドイツ語専攻)。

プロスポーツ写真の世界に17年従事し、見て来た写真は年間20万枚以上。その間に実感した写真の「伝える・伝わる」力を、ビジネスなどに最大限に活用できるよう、ディレクションやコンサル、セミナーを実施。また、セールスデザイナーとして、「伝わる」「売れる」ために本当に必要なことは何かを徹底的に傾聴し、結果につながるウェブサイトを提案・制作している。写真のセレクトと使い方には定評あり。

知らないこと、新しいことに触れるのが大好きな、ゼロイチ萌えな人。電車で運命的な出会いをした温厚な夫と、マイペースなうさぎのHappyに癒される日々。

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