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本質を伝えるセールスデザイナー 森 友亜(もりともえ)のブログ

語学

絵本翻訳 de 感じたこと

投稿日:

10月末にこんなのあるんだーー!!
と知り、おもしろそうだからとチャレンジしてみた
第22回いたばし国際絵本翻訳大賞の絵本翻訳。

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11月〆切り…1ヶ月しかないけど
なんとかなるかなーなんて思ったりもしたけど…

一応出したは出したんですが…
どわーーーーーーーーってくらい完全沈没でした。
いわゆる撃沈…ちーんっ!( ▽|||)

でも、どうであれ…やってみたからこそ
絵本翻訳する人ってすごいなってことは
しっかり体感しまくりましたっ!
もーね、リスペクト!!それ以外何もないですね。

Facebookではすでに書いたことですが
思ったことを棚卸しするために
改めてブログ用に書いてみました。

絵本翻訳…当然対象は子どもたち。

大人相手に使える言葉が使えるわけもなく
子どもにもわかる言葉に置き換えるわけですが
意訳しまくってぶっ飛ばす訳にもいかず(当たり前…( ̄▽ ̄))
原文を忠実に訳すことを求められます。

前回の総評の中にある
審査員からのアドバイスの中にも:

原則として、原文を忠実に訳すこと。
1字下げや改行が原文とちがうものは減点になります

…なーんて書かれてたりしますが…

いや実際、これがねーーーー!!!
相当きつかった( ▽|||)。

改行すらちがったら減点なんて相当自由度はないわけです。
訳しながら、オニ〜〜〜〜!!って思ったくらい(笑)。

そんなカタチで、カクカクした対訳じゃなく
感情溢れる意訳なんて出来るのか?ってまじめに思いました。

ぶっちゃけ、対訳になると絵本なんて
ちーっともおもしろくもなんともないんですよねぇ。

だからといってもちろん作者の意図をはみ出てはいけない。
私は作者じゃないのだから。それもわかる。

想像するチカラと言葉の対応力が求められる。
英語力よりも断然日本語力が必要。
これは間違いなくだと思います。

本来翻訳って外国語の仕事だと思われてると思うけど
確かにそうだけどその他のファクターがかなりデカイって私は思ってます。
そういう部分もまた別途書けたらなぁーと思ったりしてますが…
今回はそれはおいといてー。

それ以上に必要だなと思ったのが
簡単なことばで目に浮かぶ情景とあふれる感情を伝えるチカラ。
しかも数も 少ないシンプルな中で伝えるチカラ。

これやるまでは、
原文に忠実に訳して、そぎ落としてみて
そっから子ども向けに簡単な言葉に置き換える
…ってことをしていけばいいのかなと単純に考えてました(すみません)。

でね、そぎ落とすってコトは
不必要な言葉を抜いていき
簡単な言葉で簡略化していけばカタチになるのかなとも思ってました。

でもねーー、
そぎ落とした言葉のニュアンスまでも
ちゃんと残された他の言葉で伝えられているのか
というところまでまるっと見れてないと意味がない。

うまく言えないけど
そぎ落とすからこそ、残す言葉に託すみたいな感じなんだろうなって。

必要だからその英語の原文にはその言葉があるんだもんね。

でね、
残った言葉に、そのニュアンスや感情や背景をきちんと託すことができていれば
パワーが相乗効果になってすごい力で絵本が話しかけてくる気がするんですね。
それがいい訳ってことなのかなぁーと。

そしてその表現はカチッとしてなくてふわふわしててほしいんだなぁー。
これってこーなのかなー、ああなのかなーって想像する隙も与えて欲しい。

ある種行間から読み取って受け渡す作業。
訳す人が想像力豊かじゃないといけないんでしょうね。

自分にそこまでのチカラはまだないけど
でもそういうことをガッツリ感じながら訳していました。
…ヒーヒーいいながら( ̄▽ ̄)。

うん、いわゆる大人の文章でいわれるところの
「語彙力」とはまったく違うなぁーって。
そう、やっぱり絵本は想像力なんだなーって。
それが垣間見れただけでもよかったなと思います。

 

 

ちなみに…
今回のお話はのらねこちゃんがヨーロッパのバケーションでお出かけする
近所の家族にくっついて各国を旅して回るお話でしたが…

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風来坊の旅好きねこ ちゃん…
しかもShe!! 女の子なんだ!と思うと個人的にめっちゃ親近感(笑)←若かりし無鉄砲女子w。

各都市の観光名所を調べて勉強したり…
そういうことも楽しかったです。
ちょっとしたツアコン気分(笑)。
うーーー、ヨーロッパを自分が旅したくなりますねぇ…。
脱出したーーーーーい!!!!

…まぁそんな大人の戯言はおいといても(すみません…汗)
子どもたちにもヨーロッパの国々を身近に感じて貰って
まるであちこちにねこちゃんと一緒に旅しているような
わくわくした気持ちになってもらえる
…そんな作品の良さをそのまま伝えられると最高なのでしょうね。

だって楽しくないと絵本じゃないですもんねー!!

 

あと、帯の部分に、リズミカルに語られる文体とあり、
これは私もそう感じたので、
翻訳して別の言語になったとしても
作者の意図をあまりつぶしたくないなとは思っていました。

これまたどーしたものか!!と思ったのですが
ふわふわ、ざわざわ…などの言葉を結構盛り込んで
音でニュアンス表現してみました。
ちょっとリズミカルにはなったかなー。

だから、今回私の翻訳には音がたーくさん詰まってます。
まぁ普段から擬音の多い私らしい訳なのかも^^;;。

結果、ガッツリ減点対象になるかもしれないけど
リズム的にはおもしろいものになったかなーと思ってるので
今の時点でのベストは尽くせたかなーと思ってます。

…っていうか他の人がどういうリズミカルにしてるのかも興味津々!!

結果と共に、全体の総評しか頂けないと思うので
大賞になられた方の作品を購入して
自分とどう違うのかをぜひぜひ勉強させてもらいたいなぁ。

…っていうか、この本、
本当にねこちゃんと一緒に旅気分になれて楽しかったので
訳されたらぜひぜひ読んで貰いたいです。

 

あ!!そうそう…
そもそもタイトルにもなっている主人公のCITY CATを
みんながどう訳しているのかなっていうことも楽しみ♡。

私はあれこれ考えて案を出しまくった結果
街巡りのニュアンスをこめて…
めぐって響きが女の子っぽいなとも思って
「めぐりねこ」にしちゃったんですが^^;;。

センス光る他の方の訳にガツンと
そしてわくわくさせてもらいたいなーと思ってます^^。

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とも

森 友亜(もり・ともえ)
WEBディレクター・セールスデザイナー

広島出身、広島在住。
東京外国語大学卒(ドイツ語専攻)。

プロスポーツ写真の世界に17年従事し、見て来た写真は年間20万枚以上。その間に実感した写真の「伝える・伝わる」力を、ビジネスなどに最大限に活用できるよう、ディレクションやコンサル、セミナーを実施。また、セールスデザイナーとして、「伝わる」「売れる」ために本当に必要なことは何かを徹底的に傾聴し、結果につながるウェブサイトを提案・制作している。写真のセレクトと使い方には定評あり。

知らないこと、新しいことに触れるのが大好きな、ゼロイチ萌えな人。電車で運命的な出会いをした温厚な夫と、マイペースなうさぎのHappyに癒される日々。

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